第二話 屋根裏部屋...

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第二話 屋根裏部屋...

c1847bc4-c95b-418e-850d-f2ab2ad1996bこの話は...俺が小学校に入る前の話だ... その日はカーチャンが体調不良で病院に行って...一人で留守番した時の話だ... 俺は一人で遊ぶのが好きで、その日はヒトリカクレンボして遊んでた... ヒトリカクレンボってもネットで検索する様なことじゃなく... 一人で隠れて 見つからないワクワク感を楽しむ俺流の遊び... けど...飽きてきて... 俺は、いつもの部屋で冒険ゴッコを始めた... その部屋は片隅に四角形の箱を三段重ねたような場所がある部屋... その三段とも何も入れていない不思議な場所だった... カーチャンは、その場所の上段から飛び降りる俺のために、下に布団2枚置いてた... で、いつものようにライダーなんとかって飛び降りての繰り返し... 何回か飛び降りた時に、天井に頭ぶつけた... バコン っと天井が外れる... ん? やっちゃった...って上を見ると薄明かりが... 登ってみると... ソコには四方から明かりが入るような作りになっていた... よく見るとスイッチ... スイッチ オン♪ 明かりがつく... 俺の前には座卓風の机... その上に手の平サイズの箱...と金色? 銅色?のてるてる坊主?... ん?何か書いてある紙が下にある... 小学校丹生学前だったが...保育園、幼稚園に通えない俺はかーちゃんにひらがなとカタカナは教えてもらってて... 〇〇〇バコ ト コナコ ココニ オク サワルナ... 〇〇〇バコの文字は当時そのまま読んだが...何も起きなかった... 俺は何か...怖くなって電気消して...下に降りた... 天井の板が外れてしまったけど...直せなくて...帰ってきたカーチャンに正直に話した... 特別怒られはしなかったけれど...オデコを数回撫でられた... アレは.. 何って聞きたかったんだが... 怒られなかったから...黙ってお土産のふうーせんガムを口に放り込んだ... その後...カーチャンは天井の板を直して...次は外れても天井裏には入らないようにって... ん? あの部屋で遊んでも良い? 怖さはなかった... それからは上に気をつけながら...ライダージャンプした... けど...なんであんな場所とあんなモノがあるんだろう? これは...なくなった親父が...最後に言ってた... あの屋根裏部屋は家建てた時...本家の兄が内緒で作ったって... で...アノ 二つのモノは本家に怖くて置けなくて屋根裏部屋に置いたって... 何かあっても嫌なので...メモ書きと一緒に...との事だった... この後に聞いた話に...親父が酒飲むと...夜中に呪文のような寝言を...朝まで... 言った理由がわかった気がした... いつか書くかも...しれないけど...
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