第一部のあらすじ

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第一部のあらすじ

 マヒワは王都守護庁長官のイカル侯爵、騎馬民族出身のルリとの間に生まれた。  マヒワがまだ幼いころ、王族の命を狙った『宗廟事変』で、両親を失う。  孤児となったマヒワは、イカルの剣術師範であるマガン公爵家で育てられることになった。  マヒワはマガンのもとで剣術修行に励み、やがて剣聖と認められる達人になった。  諜報部隊の隊長であるバンの捜索により、暗殺集団は烏衣衆であることが判った。  烏衣衆に関する情報収集と、さらに剣術の技を磨くため、バンを伴い廻国修行に出かけた。  道中に立ち寄ったロウライという大都市で、バンが情報収集に出かけたまま行方不明になる。  ロウライでバンの足取りを追っているうち、マヒワに弟子入りを希望する孤児に出会った。  マヒワは孤児に請われて、孤児院を訪れた。  孤児院では、世話役の剣聖コエンが帰ってこないという。  一連の出来事を不審に思ったマヒワは、孤児院を拠点に移して、バンの捜索を続けた。  捜索の結果、バンもコエンもロウライの郊外にある砦跡にいるのではないか、との情報を掴んだ。  その砦跡には人がいて、再び砦として機能しているようだった。  マヒワは、ロウライに駐屯する軍と諜報部隊の協力を得て、単身砦に潜入することに成功する。  砦の地下室に捕らえられていたバンを発見するが、砦の中で烏衣衆を見かけたマヒワはさらに捜索を続けた。  マヒワは、烏衣衆が砦を基地にして、魔香を製造していることを発見する。  調査中にマヒワが魔香の中毒になり、身動きできなくなってしまう。  そこを魔香の調査に潜入していたコエンに助けられ、二人で砦の基地を破壊し、烏衣衆を退治した。  コエンとともに孤児院に戻ったマヒワは、剣聖であるコエンから剣術を学んだ。  孤児院での生活を送るマヒワのもとに、騎馬民族帝国との親善試合に参加するよう、マガンから連絡があった。  王都に戻ったマヒワは親善試合に出場し、見事に勝利を収めた。  再び孤児院に戻ったマヒワは、弟子たちとの生活を始める
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