ノロ、匿われる

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ノロは兄のフディオからお仕置きを受けている。 「お前みたいな奴はこうだ!」 それを見ていた彼女のカクゥエ。 「面白い表情ね可愛い♪」 と揶揄う。 「こうされたくなかったらジュース買って来いよ大人しくな」 フディオはノロを見下ろしこう言う。 ノロは兄とその彼女のジュースを買いに行くしか無かった。 ーーー翌日。 「ノロ一緒に学校行こ!」 「うん…」 マイミがノロを誘う。 ノロはいつにも無く大人しい。 「どうしたのどうしたの元気無いじゃん?」 「別に…」 ノロは口を紡ぐ。 「しかししかし、困った事があったらなんでも相談しなよ。親友なんでしょ!?」 するとノロは僅かに笑顔を見せた。 「そうだね」 そしてそして教室。 「私お姉ちゃんからお人形もらったの!」 「俺はお兄ちゃんに映画連れてってもらったんだ!」 良い兄弟の話をよく聞くがそれを聞くとノロは表情には出さないけど陰の線が少し濃くなっているような気がマイミにはした。
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