助けに来た誰か

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「なんだとこのアマーーっ!!」 そいつは鎖鎌をぶん回しながらノロを狙う。 しかしノロは身を翻してそれを避ける。 「不良を名乗る割に喧嘩がなっていないねククク…」 そう静かに言ってノロは煽る。 不良達は一瞬目をぱちくりと目合わせていたがノロを捕らえにかかった。 「「俺達を舐めるなよー!!」」 「ノロちゃん!!」 マイミは叫ぶ。 「怖くないよ怖くない。こんな一人じゃ何も出来ない連中なんか…♪」 ノロは不良達を軽々と避けまくり翻弄しまくる。 「ぜえぜぇなんてすばしっこい女だかくなる上は…」 今度は不良達はマイミに狙いを定めた。 「ひっ!」 マイミは固まる。 「マイミ逃げて!!」 ハッとしたノロはマイミに逃げるように忠告。 「ひゃひゃひゃ!!」「きゃあぁ!」 逃げるマイミだがすぐさま不良に捕らえられた。 「くっ!」 ノロは悔しそうに歯を軋ませる。 「ひひひこの女の子を傷つけられたくなければ無駄な抵抗はやめな♪」 男はマイミを抱き抱えナイフを近づけながらノロを脅す。 「卑怯な奴等め…うぐっ!」 その時バックからノロは一撃を喰らう。 「ノロちゃあん!!」 マイミは叫ぶ。 そんな時そんな時「やめろ!!」と声がした。
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