除霊師と焦る地縛霊

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 ピーンポーン  私はインターホンを押す。 「はーい!? ──えっ?」 「すみません、実は……はっ?」  奥からすさまじき怨念の気配。 「だから壺は買いません!」  きっぱり言われた。分かりました……じゃなぁぁい。 「ここにすさまじき怨霊の気配がするんですが……お心当たりがありませんか?」 「分かるんですか!?」  女性の目がきらりんと輝いた。 「はい……感じます……もしよろしければ除霊させて頂ければと思いまして」 「本当ですか? 少々手強いと思いますが……」 「任せてくたさい。由緒正しき血筋の私の手にかかればご安心を……」 「はい……本当に出来るんですか???」    ──なんだ? その疑わしい目は!? 馬鹿にしてるのか!? 由緒正しき私の力見せてやる!!──
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