7人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
ピーンポーン
私はインターホンを押す。
「はーい!? ──えっ?」
「すみません、実は……はっ?」
奥からすさまじき怨念の気配。
「だから壺は買いません!」
きっぱり言われた。分かりました……じゃなぁぁい。
「ここにすさまじき怨霊の気配がするんですが……お心当たりがありませんか?」
「分かるんですか!?」
女性の目がきらりんと輝いた。
「はい……感じます……もしよろしければ除霊させて頂ければと思いまして」
「本当ですか? 少々手強いと思いますが……」
「任せてくたさい。由緒正しき血筋の私の手にかかればご安心を……」
「はい……本当に出来るんですか???」
──なんだ? その疑わしい目は!? 馬鹿にしてるのか!? 由緒正しき私の力見せてやる!!──
最初のコメントを投稿しよう!