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ピーンポーン
「はい? どちらさま?」
「あの私、由緒正しき……」
ガチャン
「えっ? 切れた……もしや霊の仕業? 霊の妨害?」
もう一度……
ピーンポーン
「はい? なんですか?」
「あの、私、由緒正しき霊媒師を……」
ガチャン
「なんだと? またまた切れた……これはすさまじき霊の怨念!! これは慎重に……もう一度……」
ピーンポーン
「だから、なんですかっ???」
少し怒り気味だ! これは邪悪な霊に取り付かれている!!!
「最近、何かにお悩みではありませんか?」
言い方を変えた。これなら警戒心が……
「壺なんかいりません!!!」
「壺っっ!? いやいやそんなものは……」
ガチャンッッッ!!
「これは一大事! なんとかせねば……このままでは埒があかん、拉致はいかん!!……斯くなる上は……禁断のぉぉ…」
そして呪文を唱え印を切る。
ピーンポーン
「いいかげんにぃぃぃ……!? あれ?」
「こんにちわ……宅配です」
「はい、どうぞ……」
オートロックのドアが開いた。これぞ禁断の術!宅配変幻の理
私はすばやく袈裟に着替えて中に入り込む! いつ襲ってきてもいいように戦闘体制だっ!!
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