2人が本棚に入れています
本棚に追加
浮遊天体
常世の空に見える、惑星や構成、その他天体のように見える物体。便宜上天体と言われているが、当観測所を含む有志の観測所の調査により、地上からの距離は数kmから数十km、大きさは小さいもので数十m、大きいものは数km程度であることがわかった。(ただし、常世特有の時空の歪みによる観測結果への影響に留意されたい。)
現世の天体は地球外の物体を指し、すなわち地球に所属するものではない。一方、常世の天体は上記のように常世の地面の極めて近くにあり、常世に属するものであると考えられている。
まれに、天体をさらに上空から吊るす糸が見えた、天体が別の天体を吊っていた、天体から伸びた糸が地上に届いていた、との報告がある。
一部の天体は周期的に移動することが知られている。驚くべきことにその軌道をもとにした独自の暦を持つ文化圏もある。天動説が事実として成り立っている例であり、非常に興味深い。
ーー霜連観測所の研究者
最初のコメントを投稿しよう!