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予想外すぎて何も言えなかった。ヒナはともかく、僕のことも信用している? それはどういう意味だ? 僕と魔女さんはどういう関係だったのだろう。それに「二人」って、ここにいる他のみんなとは違うのか?
ドサッ。という音がした。音がしたその場所に、怖がりくんが倒れていた。
「大丈夫ですか?」
思わず駆け寄ってしまった。今更離れるわけにもいかず、僕は声をかけながら怖がりくんを揺すった。反応はない。息をしている様子もない。まるでただの抜け殻のようだ。
僕以外の人は、みんな視線を向けるだけだった。疑心暗鬼の空気が、みんなの体を硬直させているようだった。やっぱりこの人たちは異常だ。何があったかはわからないけど、目の前でかつてのクラスメイトが倒れているのに何もしないなんて。いや、できないなんて。
次に倒れたのは学級委員長さんだった。そして魔女さんも倒れた。どちらも怖がりくんと同じで、どんなに強く揺すっても目覚めなかった。
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