人生の全て

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「やっほーい!ついにコンプリート!あー、なんか壮大なゲームをクリアした気分だよ」 アートプラネッツのオフィスで、透は両手を広げて天井を仰ぐ。 吾郎が莉沙との婚約を報告し、3人は揃って、おめでとう!と祝福していた。 「やったね!吾郎。ハッピーエンド!」 「おいおい、ゲームと一緒にするなよ」 「そっか、ごめんごめん。吾郎にとってはゲームなんかより遥かに難しかったでしょ?結婚まで漕ぎ着けるの」 透がそう言うと、大河と洋平も同意する。 「ほんとだよ。良かったな、吾郎」 「俺達もめちゃくちゃ嬉しいよ」 ありがとう、と吾郎も笑顔で礼を言う。 「という訳で、早速莉沙ちゃんを交えてパーティーしまーす!」 「でたよ、透のパーティー隊長」 「なんとでも言って。今週の土曜日、うちのマンションのパーティールームに集合ね。あ、もちろんご夫人同伴でよろしく」 はいはいと軽く流しつつ、大河も洋平も吾郎も、心の中では喜びを噛みしめていた。
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