1669人が本棚に入れています
本棚に追加
/141ページ
【最終章】みんなで…
その年の12月。
透と亜由美の結婚式からちょうど1年後の同じ日に、吾郎と莉沙の結婚式が執り行われていた。
「わあ、莉沙ちゃん綺麗!」
式の前に皆で控え室を訪れ、莉沙の美しいウェディングドレス姿にうっとりする。
「吾郎もイケてるぞ。馬子にも衣装、凱旋門にもタキシード!」
「やめんかーい!」
真顔で透に突っ込む吾郎に、皆で、あはは!と笑い合った。
「いやー、なんかアートプラネッツにとってもめでたい日だな」
洋平の言葉に大河も頷く。
「そうだな。俺達みんなが幸せになれたんだから。誰一人残らずな」
「うん!まさに大団円だね」
透がそう言うと、亜由美も口を開く。
「マダムプラネッツにとってもめでたい日よ。ようやくメンバーが4人揃ったんだもん」
「そうよね。しかも個性豊かで、グループメッセージがとっても楽しいし」
そう言う泉に、瞳子と亜由美も、うんうんと頷く。
「これから家族も増えるし、いつまでもみんなで楽しくやっていこうね!」
透が明るく皆を見渡し、誰もが笑顔で頷き合った。
最初のコメントを投稿しよう!