わくわくドキドキ?

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「ただいま」 玄関から聞こえてきた大河の声に、瞳子はパッと顔を明るくさせて出迎える。 「大河さん、お帰りなさい!」 「ただいま、瞳子」 大河は優しく瞳子に微笑んでから、チュッと額にキスを落とす。 「あのね、泉さんのお見舞いに行ってきたの。亜由美ちゃんと一緒に」 ダイニングテーブルに夕食を並べると、瞳子は興奮気味に話し出す。 「ああ、そう言ってたな。どうだった?泉さん、元気だった?」 「うん!マリア様みたいにママのオーラがすごかったの。赤ちゃんも可愛くてね。お名前は海斗くんだって」 「そうそう。俺達にも洋平からお知らせ来たよ。いい名前だよな」 「でしょ?泉さんと洋平さんの名前、どちらも水にちなんでるから、海斗くんにしたんだって」 「へえ、なるほど。いいな」 「写真もたくさん撮ったの。ほら!」 瞳子は、海斗を抱かせてもらった時の写真を大河に見せる。 「可愛いでしょう?」 「ああ、可愛いな。海斗くんも可愛いけど、瞳子もめちゃくちゃ可愛い。優しく海斗くんを見つめて微笑んでて…。なんか瞳子、すっかりママの顔だな」 大河はデレッと締まりのない顔で写真を見つめていた。
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