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「清い関係でいるつもりだが、俺の中のルールは本番以外はOKだぞ」
言うや否や、須藤はその場で屈むとあっという間に朝日のズボンを下ろした。
呆気に取られる朝日だが、何かリアクションする前に、これまた巧みに下着も下ろされる。
そして須藤は、まだ何の兆しもない朝日の雄芯を躊躇いもなくパクリと口に咥えた。
「~☆◇▽☆◆~!!」
「ンぅ? 暴れるなよ、間違って噛んじまぁ」
口内にモノを頬張りながら喋る須藤の声は、やや不明瞭だがとてつもなくセクシーに聞こえる。
――だが。
それより何より、とにかく舌技が尋常でない程に巧過ぎる!
(須藤さぁ~ん! あんたってヤツは、何でそんなに想像の斜め上を行くんだよぉ!)
朝日は猛烈な羞恥心と、えも言われぬ快感によって、あっという間に達した。
へなへなと腰砕けになるその身体を支えながら、須藤は美味そうに朝日のそれを飲み下す。
「――ん、あまり抜いてないのか? 濃いめだな」
「も、もぉ! デリカシー無さ過ぎ!」
「こういうのは嫌か?……そうじゃあ、ないだろう? ん?」
スケベ親父のような揶揄に、朝日は抗議の声を上げる。
「須藤さんなんか嫌いだっ!」
「ほぉ~? 嫌いなのか?」
「……意地悪なこと、言うなよな……」
これ以上ない程赤面する朝日に、須藤はニヤッと笑いながら顔を寄せると、その耳元で甘く囁いた。
「結婚届なら今すぐ出せるが、どうする?」
「本気ですか?」
「俺はいつでも本気だ」
「うぅ……ど、どうせなら、もう少し恋人の時間も楽しみたいかなぁ~なんて……」
朝日の答えを聞くと、須藤は心得たように頷いた。
「分かった。そうだな、せっかくあそこを買ったんだ。もっとオフィスラブで遊んでドキドキしようぜ」
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