Beginning

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Beginning

 人の笑い声や車の走行音など街の喧噪音が徐々にくっきりと聞こえてきた。眠りから覚めていく感覚とともに、カーテンから突き抜けてきた車の光に目を細めた。いつの間にこんな暗くなってたんだろ。 ―めっちゃ寝たな。てか、今何時なんだ…。  時間を確認するために枕の側にあるであろうスマホを寝ぼけながら手だけで探った。思っているより遠い場所に移動していたスマホを見つけると電源をつけた。あまりの眩しさで目がくらみつつ時刻を確認すると、時刻は18時を回っていた。 ―えっ、、。さすがに寝過ぎだろ、、。  時間の経つ早さを感じつつ、なんでこんなに寝てたのか寝過ぎて重くなっている頭で考えた。寝落ちる前、何してたっけ。        
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