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ある異星人のつぶやき
君と恋をした。
君と愛を育んだ。
そしてやがて生まれる子供を知った。
私はこの子に、何ができるだろうか。
産まれたときから、世界のバランスを崩さぬために寿命が定められたあの青い星の血が、君には流れることになる。
もっとよりよく生きれる血筋を持つ君に。
もしかしたら君は、地球の時間にして30年しか生きられないかもしれない。
治療もした。あらゆる方法を試した。
最後にできるとしたら……それは。
もう、祈りしか、残っていなかった。
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