第13話 学園編に突入です。 ③

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第13話 学園編に突入です。 ③

「シエスタぁ~、助けてぇ~ またダイアナ達が嫌みを言ってくるんだよぉ~ !」  アルフォンス様が、某メガネの少年のように私に助けを求めていますが、私は青いタヌキ型ロボットとは違います。 「アルフォンス様、貴方は伯爵令息なのですから遠慮する必要は無いのですよ !  ダイアナ=ギムレット子爵令嬢を恐れる必要は無いハズです 」 「そうは言うけど 恐いンだよ、ダイアナは !  いつも取り巻きのピーターやブルース、クラークが威嚇してくるんだよ ! 」  原作小説でこの四人は、アルフォンス様の取り巻きでも有ったのですが、国王派と成った今は敵対しているのでしょう。  某アニメのガキ大将みたいに暴力を振るわないだけましなのですがね。  来年には、クッキーと一緒に婚約者のカタリナ様も入学して来ると云うのに『情けない ! 』と言いたい処ですが、原作小説のように虚栄心の塊だった姿よりはマシだから仕方がありませんね。 「無視すればよろしいのですよ !  下位貴族が上位貴族に手を出せば、どうなるかくらいは、頭の悪い方々も知っているでしょうから 」  そこまで頭が悪くないのか、ジークフリート王子やキャスバル様が近くに居る時は、ダイアナも近づいて来ないようですが、アルフォンス様が一人に成った時を狙いちょっかいを出して来るのでしょう。  また、ピーター、ブルース、クラーク達は、男爵家の五男坊から八男坊と、貴族家を継ぐことは出来ないのですから、エサ(雇用)をチラつかせれば、直ぐにでも尻尾を振ってアルフォンス様の味方に成るでしょうが教えません。  何故なら、アルフォンス様が入学して間もない時に、 「貧乳、貧乳メイドがいるぞ ! 」 「ないわぁー、ウチは男爵家だけど、母様もメイド達も胸はデカかったぞ、アレは ないわぁー ! 」 「アルフォンス様も見る目が無い !  やはり『貧乳好き』と云う噂は本当だったんだな ! 」  その場で奴らを処分しなかった私を褒めてください、アルフォンス様。  この世界では、時給の発想が無いので 臨時ボーナスをプリーズ !  とにかく、アルフォンス様の部下に巨乳好きは要りません !  ダイアナは ともかく、アルフォンス様の為にも三人には退場して貰いましょう。  名前が同じでも彼らは、スパイダ◌マンやバ□トマン、ス◌パ◌マンとは大違いですね、ファンである私に謝ってください、具体的には慰謝料で。  数日後、彼ら三人の部屋から大量の盗まれた女子学生の下着が発見され三人は退学処分に成ったそうです。  スケベの巨乳好きは滅べば良いのです。
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