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先ほどの比ではないほど激しく立つ煙が収まりかけたころ、今さらながら、俺の部屋だいじょうぶか? と不安になった。こんなでっかい音や光が何度も出現したら、通報される可能性もあるんじゃなかろうか。
そう思っていると。
「それは心配要りません。ちゃんと事後処理はしておきます」
という、さっきとは一転して見知らぬ誰かの穏やかな声と、
「お、お師匠様…」
という“神様”の震える声がした。
「お師匠様? あんた、こいつの先生なの? 私たち、超迷惑しているんだけど」
少女が新たに現れた男(に見える何か)に、”神様”を指さしながらそう言った。
「あんたとは何だ、無礼者! 立場を弁えよ!」
神様が言うも、今度も少女は意に介さない。あんたは黙ってな、とひと睨みして黙らせた。そんな彼女に向かって、一見普通の青年のようなその男が、深々と頭を下げ、穏やかな声で
「申し訳ありません。私の監督不行き届きで」
と詫びた。
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