背伸び、好き!

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 僕はどうしてもその時、飛び出したくなったんだ。 お父さんとお母さんは何やら慌てているみたい。 そんなこと言ったってもう無理だよ。 どこかに出かけて、何だか白い服を着ているおじさんがなにか言ってる。 「まだ早いから止めたいけどもう頭が出ちゃってるから産みましょう!」 お父さんとお母さんは驚いていた。 「マジか…お姉ちゃんと年子になっちゃうな」 その日は3月30日… そうなんだ。 僕は一か月も早く生まれてきちゃったのだ。
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