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ナンちゃんにも確かめた。
やはり予想通りの学校だった。
「もし、僕がナンちゃんと同じ高校に合格できたらハグしてよ」
冗談混じりで言ってみた。
ナンちゃんの身長をはるかに超えて今は僕の方がずっと大きい。
ナンちゃんは僕を見上げてから笑って「なにそれ〜」なんて言っていた。
だからオッケーなんだろうと勝手に決めた。
ナンちゃんは小さい頃から僕の面倒をよく見てくれたけど、すこしばかり姉さん肌のところもあった。
小学校6年までサンタを信じていた僕のことを傷つけないように「あ〜サトケンは、そうなのね〜」と言って真実を告げないでいてくれたこともあった。
優しいよ。
だから好き。
目標があると頑張れる。
ハグ、ハグ、ハグ〜バグったらハグ〜。
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