5.私、あなたの役に立てたのね。

4/8
前へ
/114ページ
次へ
華純「でも、おかゆくらいレシピ見ながら作れるでしょ!」 弘宣「い、いや…、どうかな…(汗)」 華純「ほらみて!」 華純さんはそう言って、両手の爪を見せてきた。 いつも綺麗に装飾された爪がボロボロになっている…? 弘宣「えっ、どうしたんですか?」 華純「爪が長いと料理できないかなと思って切ってきた!ほんとはネイルもオフしに行きたかったんだけどそんな時間ないと思って。自分で爪切りで切っちゃった!」 俺なんかのためにそんなことしなくても…。 なんだか申し訳ない。 華純「だから私に任せて、病人は寝てなさい!!」 気持ちはすごく嬉しい、ありがたい。 でも…、 嫌な予感しかしない!!!!(汗)(汗) ガシャンーーー! 華純「きゃあ…!!」 弘宣「だっ、大丈夫ですか!?」 華純「…うん、大丈夫! もう少しでできるから!」 病人は寝てなさいと言われたけれど…、彼女の料理が気になって眠れない!! 変な音はするし、叫び声は聞こえるし…、本当に大丈夫なんだろうか…!?
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!

123人が本棚に入れています
本棚に追加