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出会ってたったの数十秒ーー。
俺は目の前の美人さんに告白…、いや、プロポーズをされてしまった。
これはきっと…、ドッキリだ!!
大方、商店街のおじさんたちが俺を驚かそうと仕掛けたんだろう。
どこかにみんなが隠れているんだ…!
キョロキョロとみんなの姿を探していると…、
華純「ねぇ、プロポーズされてるんだからハッキリ答えなさいよ。」
弘宣「えっ…、でも…。これって、ドッキリですよね?」
華純「ドッキリ!? ンなわけないじゃない!ドッキリなんかのために、この私がプロポーズするわけないでしょうが!!」
えっ…、ドッキリじゃないの???
華純「もちろん、返事はOKよね?」
弘宣「あっ…、いや、えっと…。ごめんなさい…。」
彼女はひどく衝撃的なものを見たような顔を浮かべて…、
華純「なんでよ!?!?」
俺に向かってズイッと顔を近づけてきた。
怒っていても、とても綺麗な顔だ…。
弘宣「いや…だって、初めましての人にプロポーズされても…。」
華純「あっ、それもそっか。」
納得がいったのか、彼女はもう一度席に座り直した。
華純「じゃあ、自己紹介するわね!」
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