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華純「だから、改めて言うわね?」
えっ…? なにを??
彼女は人差し指を俺に向かって突き出し…、
華純「私と結婚しなさい!」
え、えぇぇぇぇ!?!?
弘宣「あの…、初めましてじゃなかったとしても、俺はあなたのことをまだよく知らないわけで…。」
華純「なんで?さっき自己紹介したじゃない!」
弘宣「自己紹介くらいじゃダメでしょ!もっとそういうのは、お互いをよく知って、それから…」
華純「あっそ。でも私、諦めないから!」
諦めない…???
どうしてこんなみすぼらしい地味男に…??
自分で言うのも虚しいけれど…(苦笑)
華純「ねぇ、ここは喫茶店なんでしょ?」
弘宣「は、はい…。」
華純「なんか、お腹すいてきちゃった。何か食べさせて。」
自由な人だな…。
でも、この女性がお客さんなことは間違いない。
それならば、俺は料理を提供しなければいけないだろう。
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