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華純「まっ、最近じゃ花嫁修行もお見合いも一切拒否してるんだけどね(笑)」
弘宣「…そうなんですか?」
すると、彼女は自信に満ちたような笑顔を見せ…、
華純「だって私はあなたと結婚するしね!」
ドキッーー!
弘宣「えっ…、いや、それは…あの…」
自信満々に言われてしまうと、なんだかものすごくオロオロしてしまう。
ちゃんとお断りしないといけないのに…(汗)
華純「あっ! でも結婚するなら花嫁修行くらいはしてた方がいいわね。特に料理は。ここ、喫茶店だし!私、料理したことないのよ、お手伝いさんが全部してくれるから。」
弘宣「あの…、そのことなんですが…。」
華純「どのこと? あっ、料理?」
弘宣「いえ、その…。あなたが僕と結婚したいっていう…。」
華純「ああ!それがどうかした?」
彼女はとてもあっけらかんとしているけれど…、
弘宣「…身分が違いすぎませんか?」
華純「身分…?」
弘宣「だって俺はこんな寂れた商店街の汚い喫茶店のマスターで…。かたやあなたは西条ホールディングスのお嬢様でしょう?」
華純「…で? それが何なの??」
意味がわからないと、彼女は眉間に皺を寄せた。
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