3.失恋に1番効く薬、教えてあげようか?

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華純「…あれ?まだ開いてない。」 いつもの時間にやって来たというのに、喫茶店の入り口には鍵がかかっていた。 よく見たら、灯りもついていない。 華純「休み…? でも、そんなこと昨日は言ってなかったしなぁ…。」 私は隣の酒屋を訪ねてみた。 華純「ねぇ、弘宣さん、どこに行ったか知らない?」 山口「…え?喫茶店にいないの?」 華純「いや、開いてないんだけど。」 山口「えっ!? どうしたんだろうなぁ。」 華純「もう…。せっかく会いにきたっていうのに!」 〜♪ 山口さんのスマホが鳴った。 山口「あっ!弘宣からだ!」 山口さんは電話に出た。 山口「…え?なんでだよ!? ちょ…! 切られちまった。」 華純「弘宣さん、なんだって?」 山口「なんかわかんねぇけど、表の看板をcloseにしといてって。」 華純「…なんで?」 山口「さぁ…、でもなんか様子がおかしかったような…。」 嫌な予感がする…。 いてもたってもいられなくなって、私は酒屋を飛び出し、車に飛び乗った。 華純「とりあえずこの辺り走らせて!!弘宣さんを探したいの!お願い!!」 松田「かしこまりました。」 弘宣さんの行きそうな場所…全くわかんない! でも探すしかない。 絶対に見つけるんだから!!!!
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