126人が本棚に入れています
本棚に追加
華純「…あれ?まだ開いてない。」
いつもの時間にやって来たというのに、喫茶店の入り口には鍵がかかっていた。
よく見たら、灯りもついていない。
華純「休み…? でも、そんなこと昨日は言ってなかったしなぁ…。」
私は隣の酒屋を訪ねてみた。
華純「ねぇ、弘宣さん、どこに行ったか知らない?」
山口「…え?喫茶店にいないの?」
華純「いや、開いてないんだけど。」
山口「えっ!? どうしたんだろうなぁ。」
華純「もう…。せっかく会いにきたっていうのに!」
〜♪
山口さんのスマホが鳴った。
山口「あっ!弘宣からだ!」
山口さんは電話に出た。
山口「…え?なんでだよ!? ちょ…! 切られちまった。」
華純「弘宣さん、なんだって?」
山口「なんかわかんねぇけど、表の看板をcloseにしといてって。」
華純「…なんで?」
山口「さぁ…、でもなんか様子がおかしかったような…。」
嫌な予感がする…。
いてもたってもいられなくなって、私は酒屋を飛び出し、車に飛び乗った。
華純「とりあえずこの辺り走らせて!!弘宣さんを探したいの!お願い!!」
松田「かしこまりました。」
弘宣さんの行きそうな場所…全くわかんない!
でも探すしかない。
絶対に見つけるんだから!!!!
最初のコメントを投稿しよう!