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家に帰るとすぐ…、
父「嫁入り前の女が朝帰りか?」
また小言…。
華純「…悪い? たしかにまだ嫁には行ってないけど、婚約者はいるもの。」
父「婚約者…? おまえ、まさかまだあの喫茶店の男と会ってるのか!?」
華純「ええ、そうですけど、何か?」
父「お前に縁談が来てる。」
華純「あっそ、断っといて。」
父「お前の将来のためだぞ!?」
お前の将来のため…?
何度も何度も聞かされた言葉だ。
でもお父様の本音は…、
華純「私の…? 違うわ、会社のでしょ!?」
父「ああ、そうだ。お前と会社のためだ。お前があんな汚い喫茶店に嫁いで何のメリットがある?お前は身分の高い特別な娘なんだぞ。」
メリット…? 身分の高い特別な…?
いい加減にして。
そんなものクソくらえよ!!!!!
華純「身分とかお金とかそんなのどうでも良い!私は私の好きなように生きる!!」
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