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父「ああ、そうか。じゃあ好きにしろ! …その代わり、あの商店街はどうなるんだろうな。」
華純「…どういう意味!?」
父「ちょうど今、新店舗を建てるために新しく土地を探していたところでね。」
華純「ふーん、で?」
父「お前は察しが悪いな。つまり、商店街ごと潰すこともできるんだぞ、ってことだ。」
…!?!?
華純「ちょっと!脅すつもり!?」
父「脅す?そんなことしないさ。」
華純「だって今、土地が必要で商店街を潰すって!」
父「例え話だよ、例え話。まぁ、お前が芝浦会社のご子息との縁談を引き受けてくれるなら…、違う土地を探してみても良いかもな。」
華純「…卑怯よ!!」
私はお父様を睨みつけた。
弘信さんや山口さんが大切にしているあの商店街を、お父様の都合で潰させるわけにはいかない!!!!
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