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運転中ーー。
華純「今日はいい天気ね。」
弘宣「そうですね。まぁ、さすがに海は寒いだろうけど(笑)」
華純「そうね、間違いない(笑)」
弘宣「でも、良いと思います。初冬の海。確かに寒いけど、それはそれで趣があると言うか。」
華純「おもむきぃ〜!? なに?芸術家気取りか!(笑)」
弘宣「そ、そういうわけじゃないですけど…(汗)」
…楽しい。
華純さんといるだけで、こんなに楽しいなんて。
そんなことを考えていると、シフトレバーに置いていた俺の左手を、彼女が握ってきた。
華純「弘宣さんって、意外に手が大きいわよね。私、結構好き。」
そう言うと、指を絡めてきた。
ドキドキドキドキーーー!!!
弘宣「う、運転に集中できません…!!」
華純「えっ、もしかして、ドキドキしてるの?」
ギクッーー!
華純「ねぇ、ドキドキしてるの〜?」
弘宣「し、してますよ!当たり前でしょう!」
華純「やだ〜! 弘宣さんのエッチ〜!」
弘宣「え、エッチって…! ち、違います!!」
彼女はゲラゲラと笑っている。
そんな彼女の姿を見たら、俺の心はとても満たされた。
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