ワクワクする魔法

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ワクワクする魔法

先生。アザラシ先生。 私、分からなかったんです。 自分がなんなとかとか、常識とか、経験とか、 そういうの全部。 あってないようなものなんじゃないかと、先生に会う前は思ってたんです。 でも、そんなことなかった。 1人は理由があります。 貴方の側に誰かがいるなんて幻想は、私には輝いて見えました。 私はね、先生。 先生のことがわからないんです。 でも、愛していたりするんです。 それはね、私が先生のわからないところを理想で埋めているからなんですよ。 それでもね、先生の一挙一動の仕草を。 言動そのものを。 夢見ずにはいられないんです。 不出来な親友役でごめんなさい。 できることなら、貴方の人生のダイジェストなんて面白みのないものではなく、 貴方の日常が沢山詰まった、 胸が苦しくなって、見るだけで笑顔になれて、ワクワクしてくるような、 そんな映像をずっと見ていたいんです。 今だって。ずっとずっと。
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