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登場人物
主人公
バルディ
特殊能力『ドラゴンソウル』に悩まされている被害者の一人。
姿は違うが、『怪奇討伐部Ⅲ』から登場している『バルディ』と同一人物。今作ではまだヘッジと出会ってすらいない。
今回彼は『ドラゴンソウル』をどうにかしようと、調べものをするが……。
カリビア・プルト
魔王軍時代のカリビア。戦うことを最優先にしている。
魔力は相変わらず極少だが、それは実は魔王軍メンバーとの差を見ただけで、彼自身の魔力はヘラの魔力の数倍はある。しかしミゲルとの魔力の差を見て劣等感を抱いているため、自分の魔力の多さを目立たせないように、趣味の鍛冶で作った武器に魔力をまとわせて攻撃する。
当たり前だが全盛期のため、『怪奇討伐部Ⅱ』の時より飛んでくるスピードも量も多い。
グドー
色白の、この中では一番背の高い男。
喧嘩っ早いように見えるが、実は周りのみんなを守ろうとする気持ちが前に出すぎて、そして天才肌で何でもできるので全てが強く、結果的に最速で動いているように見えているだけ。
かなり優しい人物で人格者なので、話せばわかってくれる。話すことができればだが。
ミゲル
バルディと同じ髪色の魔法使い。
ほとんどの悪魔は一度に1種類の魔法しか扱うことができないが、ミゲルだけは違う。魔法は2つ以上の種類を出してしまうと手元で相反してしまい、消滅するのだが、彼はそれを自分の持つ膨大な魔力で制御し、同時に扱うことができるという意味のわからないことをしている。つまりパワープレイだ。
しかし彼はグドー以上に頭が良くて優しくて、パワープレイとは正反対の人物だ。……味方であれば、だが。
シャレット
2番目に身長が高く、一番騒がしい男。
いちいち動作が大きいし、戦場では一番最初に死にそうなタイプだが、その強さは折り紙付き。
一度味方だと判断されれば、いつどんな時でも力を尽くしてくれる。頼もしい人物となるだろう。……味方であれば、の話だが。
問題点は『一度眠ればしばらくは起きない』ことで、体を揺さぶっても声をかけても布団を剥ぎ取っても目が覚めない。ベッドから落とすとさすがに起きる。
アスター
あまり気乗りしない、大人しい獣人。クールだと言ってくれ、というのがアスターの主張だが、耳と尻尾はピクピクゆらゆら揺れるのでクールではなく素直ではないというのが彼への評価だ。
彼の魔法は自分を強化するためのもので、爪が伸びる効果もあるので彼だけ白手袋をしていない。身につけてもすぐに破れるだけだ。
彼のコンプレックスは一部だけ短い前髪で、切りすぎたとかではなく、なぜかもともとこの長さだった。これ以上伸びない、というのも間違いではない。他の部分に毛を取られたのだろう。
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