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団欒も終わり、お店から出ると、外は土砂降りの雨。生憎、ワタシ、傘、持って来るの忘れてた。。。
「良かったら、俺の傘、入って行けよ。」
「……うん。ありがと。」
帰り道が同じ優斗とワタシは、他の仲間の皆と別れて、家路を急いだ。
紫陽花の咲く公園の前に差し掛かった時、優斗が、ポツリとワタシに告げた。
「なぁ、……俺と付き合わないか?」
「…………!」
優斗の思いもよらない告白に、その時のワタシ、思わずパニック起こしちゃったけど、それでも、それでも……。その時、ワタシは彼の右肩に左の頬を寄せて、頷いた。
「……傘、ワタシが持つネ?」
【 END 】
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