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嵐山龍馬は2番目の妻に「セックスが下手」という理由で逆三行半を突き付けられた。酩酊状態で受けた夜のお悩み相談室でも「15分しか出来ないんです」と店のカウンターに泣き伏せた。
(このまま放置するのも気の毒だわ)
由宇は枕元の時計を見た。只今の時刻2時05分。目指せ30分超え!嵐山龍馬に跨った由宇はその首筋に顔を埋め耳たぶを甘噛みし首筋に舌を這わせた。
「ゆ、由宇さん」
「あなただけ愉しむなんてずるいわ」
その手は両肩を掴み胸、臍そして茂みへと降りていった。
「ちょっ」
「しっ、黙って」
熱いものは既に形を変えていた。由宇はその先端に軽く口付けをし、また臍を伝い胸で嵐山龍馬の恥ずかしそうな顔を見上げた。
「素敵よ」
「ゆう、由宇さん」
心の声一同(なに、この展開、着いていけないんですけど!)
由宇はその手を握ると自身のインナーへと導いた。
「さ、触っても」
「触って」
インナーの縁から中へ指を滑り込ませると茂みの中は湿り糸を引いていた。由宇は無言でインナーを脱ぎそれを惜しげもなく差し出した。
「挿れても」
「ーーーー」
恥ずかしげに頷いた由宇の中は窄み嵐山龍馬の2本の指を締め付けた。その生温い感触に思わず感動を覚えた。
(私の指が由宇さんの中に入っている)
そして中央で膨らみ始めた突起を親指で触れた。
「あ」
由宇の腰は跳ね上がり漏らした声に恥じらいながら顔を隠した。
「動かしても良いですか」
返事を待つ間もなくそれを上下させた。
「ん、ん」
由宇の中に浅く深く惹き込まれる音と栗の花の様な匂いが立ち昇った。乳房を揉みしだきながら指を動かすとマットレスを軋ませ由宇が腰を前後に動かし始めた。
心の声一同(あーーーー!あれが無い!)
コンドームはリビングのビジネスバッグ、長財布の中で出番を待っている。あんな場所まで取りに行く等以ての外、熱く形を変えたものが萎んでしまう事は明白だった。
心の声一同(なにやってるんだーーー!)
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