幼目に映る闇、舞う金ノ羽根

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※※※※※ キーンコーンカーン コーン 突然なり響くチャイムの音に思わず時計に視線を向ける 「9時です!!!!」 なんだかんだであっという間に時間は過ぎていた    この学園には恩義があります、遅刻は厳禁  「みんなとにかく着替えて新しい教室へいきましょう、」 突然現れた毛むくじゃらの小動物達にメロメロの全員に僕は急ぐよう一喝する 蒼「そうだな、急がなきゃ」 紅「おん‥」 紫「流石に遅刻はやばいよな急ごう和ごめんな」 翠「さてみんなは約束したとーり、この部屋で大人しく待っててね、餌もあるからみんなで仲良くね 人間にその姿見せたら混乱しちゃうからね!銀よろしくね」 銀 『任せてください!翡翠さま、絶対に、約束はお守りします ただ、気に掛かってるのは鎌鼬一族の動向 蒼魔様の言う通り、鎌鼬一族が、争いの、痕跡を消したの言うのならその者の名前、修蓮と、再斗 やつらは、鎌鼬一族の、中で特殊な、能力再生の力を持っています。なんの意図があってかは、まだわからないですが、こちらの味方となると、大きな力になるでしょう、ただ、一つ』 ただ一つ? 銀『あいつらは、人間が大嫌いなはず‥そんな、彼らが人間を混乱に招かないように行動に移してるとは‥到底考えられないんです,むしろ、彼らはたまに、人間を傷つけ、それを見て楽しんでるような残忍な一面を持ち合わせているはず』 蒼「どういうことだ?」 銀『つまり、我ら妖の世界は、人間と共存の道と、人間を滅ぼす道、あと、自らの生きるためだけに行動をする3択の、選択肢しか、ないんです』 紫「何がいーてんだよ、クソきつね」 紅「かつて,強大な力を持つと仮定された5体の妖のトップの存在がもし、本当に僕らだったら、それを利用して、人間を滅ぼす道に、導く妖もいるってことか」 銀『流石頭脳明晰の八咫烏さま』 人間を滅ぼす道? そんな言葉を耳にした、瞬間くらりと眩暈が僕をおそう 首が突然締め付けられる感覚に、荒くなる息 はぁ、はぁ…なにこれ? くるし 息が で、き、な 「「カズ?…どうした!おい!かず!!」」 意識が遠のく瞬間  悟さんの声と純くんの、声が耳に響く そして、首に存在は見えないが確かにある、重く冷たい物体 何か、こう、鎖のような、その感覚は一気に僕の首を締め付けた バタン 倒れ頭をぶつける感覚に、目を閉じた
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