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「強引な真似を申し訳ありません、なかなか返事がなく…お怪我などはありませんか?今なんかドアにぶつかった音がしたのですが!!」
寮部屋のドアが完全に開くと学園長は、首をかしげドアの裏側をみようとする
翠「あっ!!!なんでもなんでもないです!!」
それを慌てて、止めながら翠川は黄野に咄嗟に目配せする。
何事かわわからないが黄野は、翠川の何か懇願の意を感じ機転を働かせる
黄「あっ、すみません、ちょっとベッドの幅の問題で喧嘩してしまい枕をね枕を投げてしまいましてもう、お恥ずかしいあはっはは」
紫「お前!本当の学園長っ…ふぐっ!んふへひ??」
紅「ちょいおま…バカ失礼だなー紫屋くん今起きたばかりでねぼけてるんですよ、あははは‥」
紫屋は紫屋で、払拭しきれない疑いに学園長に掴み掛かろうと動くが、その口元は紅田に塞がれ身体は紅田に止められる
次にゆっくり動いたのは蒼井だった
蒼「お騒がせしてすみません。今僕らは起きたばかりです、逆に外が騒がしいとなんか、感じていたんですけど、何が外でありました?」
一歩踏み込み蒼井は、至近距離で、学園長の顔を見上げ視線を外さない
「!!そんなに見つめないでください!ドキドキしますよ笑」
蒼「あっ…んー。ごほんっ!」
そんなお茶目な学園長の声に、蒼井は、危険の察知を回避していた。決まり手は匂いだろう。
「騒がしくしてしまってすみません、なんせ、大切な生徒が、なかなか‥‥ん?蒼井くん?」
蒼井は学園長の危険可能性がないと見ると同時に少し学園長を押しのけ廊下をみると、目を見開いた
蒼「痕跡‥が消えてる‥」
「はい?蒼井くん…何かいいましたか?」
蒼「いやっ‥なんにもないです」
部屋に戻ると同時
ガヤガヤガヤガヤ
寮部屋の窓越しに騒がしい声が響き出す
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