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モンテルロ辺境伯家へ
エリーゼは半月が過ぎても帰って来ない
流石に、迎えに行くべきかと悩んでいた
僕の娘婿としての立場もある
とりあえず、手紙を出して5日後に迎えに行く旨を伝えた
義父であるミハイルから、承知したと返信があった
5日後、向かった
「モンテルロ辺境伯様、エリーゼが迷惑をかけてすみませんでした」
ミラーゼが言った
「いえ。こちらこそ、お世話になりました」
そこへ
「父様、来たの」
とアリーゼが嬉しそうに飛びついてきた
「いい子にしてたか?お祖父様やお祖母様に迷惑をかけてないか?」
「はい。いい子にしてました。いっぱい遊んでもらいました」
元気に答えるアリーゼ
後から遅れて、ミルナイトもやってきた
「とうさま、だっこして」
手を伸ばしてきた
「ミルナイトもいい子にしてたか?」
「うん」
2人とも元気そうで良かった
「エリーゼ、帰ろうか」
「えっ?もう少し居たら駄目ですか?」
「いつまでもは、ご迷惑になるよ。またくればいい」
「…はい」
渋々返事をするエリーゼ
その姿をみて、ミハイルとミラーゼは不安になった
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