親族会議

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親族会議

ミラーゼの実家では、エリーゼの事で会議が開かれた ファンカルゴ前公爵、ミラーゼの父 ファンカルゴ公爵、ミラーゼの長兄 ラナカルタ侯爵、ミラーゼの次兄 そしてマクライヤー前侯爵、ミハイルの父 以上が出席者だ 「エリーゼがモンテルロ辺境伯と結婚したいと言い出した。あんな男に大事な孫娘を嫁がせるわけにはいかない」 ファンカルゴ前公爵が話し出すと、 「どうして、エリーゼはモンテルロ辺境伯と?年も20は離れているだろう」 「エリーゼくらいの年頃は、2度も助けてもらえば勘違いするものです」 「だからって、母が婚約破棄した男と一緒になりたいなどありえないだろ」 「エリーゼはのぼせ上がっていて、何を言っても聞かないらしい」 「はぁ…」 「困ったもんだ」 「ミハイルは反対しているが、ミラーゼはエリーゼが望むならと賛成しているようだ」 「ミラーゼも一時期、食事も取れないほど体調を崩していたが吹っ切れたと思ったら、エリーゼが望むなら、応援したいと言い出した」 「例え結婚を許しても、ミラーゼの体調も心配だ。なにかとダミアンと顔を、合わす事になる」 「エリーゼを諦めさせる良い方法はないだほうか?」 何も良い案が出ないまま、話は遅くまで続いた
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