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モンテルロ辺境伯家
結局、エリーゼは母が成せなかったダミアンとの結婚に執着し理想の家族を作った
エリーゼは母に憧れていたが、誰からも愛されて守られている母に、娘として嫉妬もあった
一方、ダミアンはミラーゼと過ごすはずだった未来をミラーゼによく似た娘のエリーゼで満たそうとしていた
自分がミラーゼを裏切って婚約破棄したはずなのに、いつまでも彼女を愛し続けていた
そんな2人が心の底から幸せになれるはずはなかった
お互いに満たされない思いを、子供達への愛情に変換していく
子供達がいれば幸せな家族でいられた
子供を育てる保護者として
子供を通して、皆で仲良く暮らしていく
そんな形もあるのかもしれない
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