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領地にて
領地に拠点を移したミハイルとミラーゼ
ミハイルは午前中に領地の管理や業務を
ミラーゼは刺繍や庭園の管理をして
午後からは2人でゆっくりと過ごす
そんな、穏やかな日々を送っていた
ある時、エリーゼが子供たちを連れてやってきた
「エリーゼ、どうしたんだい?」
「父様、しばらくこちらにいてもいいでしょうか?」
「それは構わないけど。モンテルロ辺境伯に話はしてあるのか?」
「はい。少しゆっくりしたいと言ってきました。旦那様の許しももらっています」
「それならいいけれど。何かあったのか?」
「いえ。特に何もありません。子供達もじいじとばあばに会いたいというので」
「そうか。ゆっくりしたらいいよ」
そうして、エリーゼと孫達はしばらく滞在する事になった
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