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舅と娘婿
ミハイルはダミアンに会いに王都に行った
「急にすまない」
「いや。こちらこそ」
「早速なんだが、エリーゼとは上手くいってないのか?」
「そんなことはないと思う。喧嘩したりもないし、急に実家に行くと言い出した。エリーゼは子供たちが祖父母に会いたがってると。あと、自分がゆっくりしたいと」
「そうか。いつも迷惑かけてすまない」
「いや。ミハイルのせいではないし、僕が不甲斐無いからだろう」
「そんな事はない。君はエリーゼや孫達によくしてくれている」
「ありがとう。そう言ってもらえると、気が楽になる。でも、いつまでもこのままでは駄目だとわかっている。エリーゼと話してみるよ」
「ああ。よろしく頼むよ」
久しぶりにミハイルとダミアンは2人で話した
2人とも複雑な気持ちではあった
とにかく、アリーゼとミルナイトの幸せを第一に考えていた
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