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嫌がらせ
ダミアンはファスティールを気に入ったらしく、他の女性と会わなくなっていた
勿論、ミラーゼは別枠なので定期的に誘ってくる
どちらもミラーゼと全く気が付いていない
結局、ダミアンはミラーゼが好きなのに
それに気が付かずに、ミラーゼを失うことになる
そんな時、ダミアンから見向きもされなくなった令嬢がミラーゼに嫌がらせをし始めた
自分が相手にされなくなったのは、婚約者であるミラーゼのせいだと勘違いしたのだ
それから学園で婚約者がいるにも関わらず、男性に声をかけて取り巻きにしている最低な女性だと噂されるようになった
他にも、格下の令嬢をいじめているなど
そして、嫌がらせの手紙がまた入り始めた
今度は机に
そんな毎日に、少しずつミラーゼの心は壊れていった
噂に関しては、兄達がすぐに動いた
嫌がらせも処理した
ミラーゼは家族に守られていた
だけれど、1番ミラーゼを守るべきダミアンは、それさえも気がついていなかった
ダミアンの行動がミラーゼを攻撃する引き金となってしまった
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