告白

1/1

389人が本棚に入れています
本棚に追加
/145ページ

告白

ミラーゼはファスティールとして、ダミアンに会う日がきた ダミアンは 「ファスティール嬢、君のことを好きになった。僕の恋人になってもらえないだろうか?」 と言ってミラーゼの手をとった 微笑みながら 「ダミアン様、嬉しいです。よろしくお願いいたします」 そう答えながら、『やっぱりダミアンはファスティールを好きになったのね』と、確信した ダミアンは笑顔になった 「僕も嬉しい。こらからは恋人だね。2人で色々なところに行こうね」 「はい」 その日は楽しくおしゃべりして帰った ミラーゼは無理して微笑んでいた 帰り際、ダミアンはミラーゼの頬に口付けをした 気持ち悪い 婚約者がいる人がする行動ではなかった ダミアンは人としての道を誤ってしまった もうミラーゼがダミアンと一緒の未来を歩む事はない その日以降、ミラーゼはファスティールとしてダミアンに会うことはなかった 次の約束の日、ファスティールは待ち合わせに姿を現さなかった ダミアンは彼女のことを何も知らない 何かあったのかと心配するが、連絡する手段もなかった 翌日も待ち合わせ場所に向かってみたが、やはり来なかった ダミアンは彼女に会うことが出来なくなってしまった ダミアンはファスティールを探したが、何の情報も得られなかった どうしていいのか分からなかった それと同じくして、ミラーゼとも連絡が取れなくなる
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

389人が本棚に入れています
本棚に追加