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学園への入学
ミラーゼは15歳になり王都の学園に入学した
3年生にダミアン、兄のマルクスとルミナスもいる
相変わらず仲の良い両家の子供達だった
「ミラーゼ、これからは学園で毎日会えるね」ダミアンはそう言って、微笑んだ
「はい」
ミラーゼも嬉しそうに答えた
ミラーゼの兄達は、妹をとても可愛がっていた
勿論、両親や祖父母もミラーゼを可愛がり、そして大切に育てていた
ミラーゼはとても優しく、美しかった
公爵令嬢という事もあるが、ミラーゼの所作はとても美しく目を引いた
学園に入学した時も、沢山の熱い視線を浴びた
それを遮るように、2人の兄が両脇を固めていた
ミラーゼが悪意に晒されないように
兄達の過保護ぶりも凄かった
家族に愛されとても素直な可愛らしい子に育ったミラーゼ
人を疑うことなど知らずに
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