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家族の愛
リカライン公爵夫妻は、ミラーゼと話をしたいと言うダミアンを引き摺る様に連れて帰っていった
何度もミラーゼに頭を下げて
やっと家族だけの静かな公爵邸に戻った
ミラーゼは何の感情もわかなかった
ダミアンを見ても何も
むしろ早く帰ってくれてホッとした
領地で家族の愛に包まれて、ミラーゼは元気を取り戻していった
家族との時間は、ミラーゼに癒やしを与えてくれた
両親も兄達も優しかった
優しい家族や使用人に囲まれて、ミラーゼは元気を取り戻していった
3ヶ月が経つ頃、王都の邸宅に戻る事になった
兄達の卒業が迫っていたし、ミラーゼもこれからも学園を続けたいと思ったからだ
王都の邸宅に戻って、2週間明日から学園に復学する事にした
勿論、兄達のガード付きだ
ミラーゼにとって、学園に戻る事は自分の意思ではあるが、不安もあった
その日はなかなか眠れなかった
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