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僕の天使(ダミアン目線)
ダミアンがミラーゼと初めて会ったのは、7歳の時だった
ミラーゼは5歳で、人見知りがひどく、兄達に隠れて立っていた
両親に紹介された時、2人の間から顔を出して挨拶するミラーゼはとても可愛いらしかった
『ちっちゃいお姫様だ』
ダミアンは思った
それから、両家の交流が始まり頻繁に会う様になった
いつも5人で遊んでいた
姉上は4つ下のミラーゼを妹の様に、可愛がっていた
ダミアンが10歳になる頃には、とても可愛らしい少女になったミラーゼ
いつのまにか、好きになっていた
他の男の子達の視線を感じるようになる
好意をミラーゼに向けてくる
ダミアンは、ミラーゼを誰にも取られたくないと思うようになった
12歳になった時、父上に
「ミラーゼをお嫁さんにしたいです」
とお願いしてみた
「ミラーゼがうちの嫁になってもいいと言ってくれればな」
「はい」
それから、父上はファンカルゴ公爵に話をしてくれた
公爵家からも承諾された
『ミラーゼが僕のお嫁さんになってくれる』それだけでとても幸せな気持ちになれた
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