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過去の過ち（ダミアン目線）
ミラーゼと連絡が取れなくなった日、我が公爵邸にトンガン男爵と令嬢がやって来た
令嬢が僕の子を身籠ったと言って来たのだ
確かに1度関係を持った、しかしそれは半年も前の事だ
今更身籠ったと言われても納得がいかない
元々、誘惑しては関係を持つような令嬢だ
そんな女性に引っ掛かってしまった自分の愚かさに、失望した
きっと令嬢も誰の子か分からないんだろう
1番上位貴族の僕の所に、あわよくばとやって来たに違いない
仕方なく、父に半年前の1度の関係を伝えた
父は、
「そんな前から、ミラーゼを裏切っていたのか。何食わぬ顔でミラーゼに会っていたのか？お前はなんて不誠実な男なんだ」
と僕を睨みつけた
「とにかく、令嬢のことは、きちんと話をつけておく。付け込まれる隙をつくるとは情けない」
呆れて言った
「ミラーゼとの婚約は破棄となる。それも全面的にこちらの有責だ。もうお前は、この家から外に出る事は許さん。部屋で謹慎しておけ」
その後、次々と貴族達が押し寄せてくる
父上は対応に追われた
ファンカルゴ公爵と面会が許されたのは1週間後の事だった
まだ、この時僕はミラーゼに誠心誠意謝罪すれば、関係を修復できると信じていた
優しいミラーゼは、きっと許してくれると
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