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守るべきもの(マルクス、ルミナス目線)
ダミアンの裏切りを知った時
怒りが込み上げてきた
許せなかった
「今すぐ、抹殺しよう」
「あんな奴はいらない」
「ミラーゼを守らなければ」
「制裁を」
2人はダミアンを排除しなければと考えた
ミラーゼが出来るだけ傷つかないように
早く決着をつけよう
ミラーゼは日を追うごとに元気がなくなっていった
靴箱に悪意ある手紙が入っていたからだった
ダミアンに相手にされなくなった令嬢が逆恨みで入れたものだった
すぐに、その令嬢の弱みを使い排除した
ミラーゼに悪意を向ける女性を追い込んだ
ダミアンの不始末のせいで、ミラーゼが悪意を向けられるなどあり得ない
可哀想なミラーゼ
ダミアンに自分のした事に気づいてもらうことにした
タイミングよく、男爵令嬢が身籠ったと公爵家に押し掛けたと聞いた
男爵令嬢には、色々な噂があった
とにかく男関係にだらしなく、贅沢な物を好むので男爵家は、傾いているらしい
その話を少し流すと、ダミアンと関係のあった女性達がチャンスとばかりに公爵家に押し寄せたらしい
あわよくばと、次期公爵予定のダミアンの妻の座を狙っての行動だろう
こんな騒ぎになって、ダミアンが公爵家を継げるわけが無い
リカライン公爵もダミアンを切り捨てた
ミラーゼにはもうダミアンの事で、心を痛める事のないように僕たちが守っていくから
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