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求婚
ある日を境に、嫌がらせなどが無くなって、普通の日々が続いた
ミラーゼは婚約破棄から、やっと落ち着いた生活が送れるようになった
いつものように、ミハイルが公爵邸にやってきた
最近では、兄達とミハイルと話をする機会も増えた
その日も、4人で楽しく過ごしていた
突然、ミハイルが立ち上がると、ミラーゼの前に跪いた
「ミラーゼ嬢、貴方を愛しています。僕と婚約していただけませんか?」
「…」
ミラーゼは驚いて兄達を見た
しかし、兄達の姿はない
「兄様?どこ?」
部屋を探すが兄は居ない
「ミラーゼ嬢、貴方の優しさや笑顔をずっと見ていたい。僕と一緒に人生を歩んでほしい」
真剣な顔でミハイルはそう告げた
ミラーゼはどうしていいか分からず、オロオロしていた
そんなミラーゼをミハイルは微笑んで見ていた
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