403人が本棚に入れています
本棚に追加
/145ページ
妹の幸せ
マルクスとルミナスは、ミラーゼが婚約破棄してから妹の幸せを探していた
ミラーゼが望むなら、ずっと公爵家に居ればいいと思っていた
ファンカルゴ公爵家はマルクスが
母が持っている、ラナカルタ侯爵家をルミナスが継ぐ事になっている
領地は少し離れているが、王都では隣同士にお屋敷が建っている
マルクスとルミナスは、婚約者が決まっている
ミラーゼとも仲が良く、2人とも実の妹の様に可愛いがっている
そして、ダミアンを軽蔑していた
ミラーゼの周りには、彼女を愛してくれる人が集まる
ミラーゼは婚約者以外にはとても恵まれていた
そんな最悪の婚約者ダミアンだったが、ミラーゼを愛していたし、大切にしてくれていた
ただ、欲望の誘惑に勝てなかった
兄達は妹を大切にしてくれて、決して裏切らずずっと愛してくれる男性を探していた
そんな時、ミハイルから相談を受けた
「ミラーゼ嬢がずっと好きだった。気持ちに気付いた時には、ダミアンと婚約していた。だから、諦めようと距離を置いていた。これからは、ミラーゼ嬢と一緒にいたい」
マルクスとルミナスは顔を見合わせた
「ミハイルは女性が嫌いなんだと思ってた。ミラーゼの事を…。そうか。」
「ミラーゼの気持ち次第だが、僕は賛成だ」
最初のコメントを投稿しよう!