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牽制(ミハイル目線)
その後、何度か母に連れられお茶会に行ったがミラーゼに会えなかった
母から彼女がファンカルゴ公爵令嬢ミラーゼだと教えてもらった
ファンカルゴ公爵令息の2人は同じ歳なので、何度か面識がある
お茶会にも令息達は来るが、令嬢は来ない
令息達によると、恥ずかしがりやでなかなかお茶会に参加しないらしい
残念な気持ちになる
次こそはと、毎回ハンカチを持っていくがなかなか会えなかった
そんな時、やっと会えた
しかし、ミラーゼの隣には公爵令息のダミアンがいて近づけない
ダミアンとも同級生なので面識はある
ダミアンはミラーゼに近づいてくる男達を警戒していた
その日は結局近づく事さえ出来なかった
いつまでもハンカチを返さないわけにはいかないので、マルクスに返してもらうように頼んだ
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