婚約式

1/1

403人が本棚に入れています
本棚に追加
/145ページ

婚約式

あっという間に婚約式の日になった 婚約式の日、ミハイルの正装はとても素敵だった 今まで目まで隠れる長い髪で、顔を隠していた ミハイルは女性が顔と肩書きで近寄って来るのが嫌な思いを多くしたから、あえて顔を隠して生活してあた そうすれば、女性は近づいてこない ミラーゼは外見で人を判断する子ではない ミラーゼもこの日、初めて髪を短くして正装をしているミハイルを見た 婚約式は滞りなく終わった 最後にミハイルはミラーゼの前に跪いた 「ミラーゼ、僕は君を一生愛していくと誓う」 ミラーゼの、頬を一筋の涙が流れた ダミアンに裏切られてから、男性が怖かった また裏切られるんではないかと でもミハイルは違った 信じていても、不安は拭えなかった 「私も、ミハイル様を一生愛します」 その言葉の後、ミラーゼの前で跪きミハイルが誓約の言葉を唱えた 「私、ミハイル・マクライヤーはミラーゼ・ファンカルゴを一生愛し続けると誓います。そして、生涯守り抜きます。この身と心で」 そして、ミラーゼの手を取って、口付けをした 淡い光が2人を包んだ その場にいた両親たちは驚いた
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

403人が本棚に入れています
本棚に追加