402人が本棚に入れています
本棚に追加
/145ページ
幸せな日々
婚姻式の後から、ミラーゼはミハイルとマクライヤー公爵邸の隣の別宅で暮らしている
ミハイルはミラーゼをとても愛していた
ミラーゼもミハイルを愛している
ミラーゼはまだ学園に通っているので、忙しい日々を送っていた
最終学年になり、卒業の為に更に忙しくしていた
一方、ミハイルも皇太子の側近として、忙しい日々を送っている
そんな中でも、夫婦の時間は何よりも大事にするミハイルにミラーゼは幸せを感じていた
そして卒業パーティーには、ミハイルとファンカルゴ公爵夫妻、兄達と参加した
兄達やミハイルがもらった、成績優秀者の表彰をミラーゼも受けた
「やっぱりミラーゼも表彰されただろ。言った通りだ」
マルクスが自慢気に言う
「僕たちの妹なんだから、当たり前だけどな」
すると、ミハイルも負けずと
「僕の妻だからね。当たり前だよ。ミラーゼは優秀だから」
『恥ずかしいのでやめてほしい』ミラーゼは俯く
パーティーが終わる頃、ミラーゼが体のだるさを感じた
「ミハイル、何だか体調が悪いの」
「大丈夫か?すぐに帰って医師に見てもらおう」
と、慌て出した
ミラーゼの両親達も心配だからと一緒に帰った
邸に着くと、医師が待機していた
『いつの間に、手配したのかしら?』
ミラーゼはミハイルの行動の速さに驚いていた
最初のコメントを投稿しよう!