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愛娘エリーゼ
「ミラーゼ、ありがとう。こんな可愛い子を生んでくれて。体は大丈夫か?ゆっくり休んで」
そう言って抱きしめた
目を潤ませて
次の日、名前を2人で考える
「エリーゼはどうだろうか?ミラーゼと似てて良いと思うんだ」
「素敵な名前ね。私もいいと思うわ」
「そうか。エリーゼ、僕たちの可愛い娘。この先が心配だ。ミラーゼの様に色々な男に狙われるだろう。でも心配はいらないよ。僕が守ってあげるからね」
早速、親バカぶり全開である
「…」
ミラーゼは困った顔で微笑む
「それにしても、ミラーゼそっくりだね。ほんと可愛い」
「ミラーゼが2人になったよ。僕は幸せ者だな」
エリーゼとミラーゼを交互に見て
「本当に幸せだ」
と、喜んでずっとエリーゼを抱っこしている
『疲れないのかしら?』ミラーゼは思う
それからのミハイルの溺愛ぶりはすごかった
エリーゼを抱っこしているミラーゼを、2人まとめて自分の膝の上に乗せて愛でている
「あー。仕事に行きたくない。ミラーゼとエリーゼとずっと一緒にいたい」
そう言いながら、渋々仕事に向かう
ここまでとは
ミラーゼはミハイルの愛に幸せを感じていた
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