ルーカスとダグラスの誕生

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ルーカスとダグラスの誕生

その後、何とか臨月を迎え、無事出産した 出産は母子共に命の危険がある ましてや双子は更に増す ミハイルの心配は尽きなかったが、何事も無く生まれてきてくれたし、ミラーゼも大丈夫だぅた 2人は、ルーカス、ダグラスと名付けられた マクライヤー次期公爵夫妻は、エリーゼ、ルーカス、ダグラスと3人の子供を授かった ミハイルとミラーゼは子供達の前でも仲睦まじく過ごした ミハイルは、とにかくミラーゼのそばにいた そしてとても大切にしていた ミハイルは子供達に 「僕はミラーゼと出会って、とても幸せになれた。そして、エリーゼ、ルーカス、ダグラスが生まれた。君たちも将来そんな素敵な出会いをして、幸せな家庭を築いてほしいと願っている」 と優しく微笑んだ 「君たちが、この人だと思う人が出来たら、連れて来なさい。僕やミラーゼがきっと君たちのよき理解者になろう」 小さい頃から子供達にいつも言っていた 「父様、エリーゼは父様と母様とずっと一緒にいたい」 「僕も」 「僕も」 皆んないい子に育っている 5歳のエリーゼ、4歳のルーカスとダグラス 「父様も母様も君たちが大好きだけど、大人になるときっと君たちにも父様と母様の様に、素敵な人が現れるよ。」 「そうなの?」 「ああ、きっとね。そしたら、君たちの選んだ人を我が家に迎え入れよう」 この言葉が後に、ミハイルの苦悩の種になるとも知らずに 2人は寄り添い微笑んで子供達をみつめていた
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